英国で最も成功しているクラブチームの1つであるLeicester Tigersが先週、公式にLuke McAlisterの父Charlieと面会した。
同チームは夏ごろより最重点強化ポイントであるセンターバックを補強すべく、オールブラックスのAaron Maugerと交渉を進めていた。しかし遅々として進まない交渉にしびれを切らしたことと、先のヨーロッパ遠征でMcAlisterの評価が急上昇したことから方向転換したのではないかと見られる。
Lukeの父親は下交渉があったことを認めながらも、何らかの結論には当分至らないことを強調した。
また、他にも幾つかのヨーロッパのチームが彼に興味を示していることもほのめかしている。
彼は最近、New Zealand Rugby Unionとの契約を1年延長した。
彼の目標はオールブラックスのコンスタントなレギュラーになることだが、Fly-halfのポジションでDan Carterをベンチに追いやることは難しいと言わざるをえない。が、No.12としてならば可能性は十分にある。
先のヨーロッパ遠征後、元オールブラックスのキャプテンでもあったSean FitzpatrickはNZ Herald紙のコラムで次のように書いている。
「自分は彼を、この遠征前には"世界で2番目のNo.10"だと言っていた。遠征後、彼のことを"世界最高のNo.12"だと思うようになった」
サラリーキャップ制をしいている英国ラグビーでは、補強費の割り当てを決めるために極力早い時点での契約を望む傾向にある。
今後もLuke McAlisterに限らず、あるいはLeicester Tigersに留まらず多くのオファーが飛び交うことが予想される。
資金力に勝るヨーロッパに有力選手が流出していくことは、ニュージーランドにとっても世界のラグビー界にとっても決してプラスにはならないだろう。
サッカーにおいては既にその事態は顕著であり、ワールドカップ参加資格の国籍制限がかろうじてナショナリズムを維持させている。プロ野球においてもメジャー志向は年々強まり、各国のローカルリーグの人気底上げを阻害する要因にもなっている。
ラグビーは商業的にやや立ち遅れているため、他のインターナショナルスポーツの成功例や失敗例を手本にすることができる。
選手の流出問題にどのように対処するのか、特に南半球のラグビー協会は真剣に考えていかなければならない。
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